ハイブリット化(Brep+Mesh)

ハイブリット化(Brep+Mesh)

TEL. 03-6853-6659

〒130-0013 東京都墨田区錦糸1-2-1

ハイブリット化(Brep+Mesh)

ハイブリット化(Brep+Mesh)について

◆ ハイブリット化(Brep+Mesh)の概要

「ハイブリット化(Brep+Mesh)」は、大規模なCADデータを効率的に取り扱うために重要な技術です。この技術は、バイナリ解析技術を利用したCADインターフェースを通じてCADデータを高速かつ正確に読み取り、その後でハイブリッド化を行うことができます。このプロセスにより、広範囲にわたる複雑な設計データを容易に管理し、操作することが可能になります。

「ハイブリット化(Brep+Mesh)」の核となるのは、読み取られたCADデータをBrep(Boundary Representation)データとテッセレーション(メッシュ)データに分離する作業です。プリミティブ(基本的な)形状、例えば平面や円筒面など、設計や製造に必要な形状はBrepデータとして扱われますが、それ以外の複雑な形状はテッセレーションデータとして管理されます。

特に、設計が進行し、ハーネス設計やパイピング設計のような複雑な段階になると、設計に必要なデータが非常に重くなることがあります。このような重いデータを軽量化するために「ハイブリット化(Brep+Mesh)」が使用されることが多いです。これにより、大規模な設計データの取り扱いがより容易になり、設計プロセスの効率が大幅に向上します。

この技術は一つのクリックで操作可能であり、「CADデータのバッチ処理」にも対応しています。そのため、大量のデータを一度に処理し、設計変更に迅速に対応することが可能です。さらに、ハイブリット化されたCADデータは「CADデータ変換」を通じて、例えばCATIA V5のような特定のフォーマットに変換することができます。これにより、データが成熟し、設計データが重たくなりがちな設計環境を軽量化し、より効率的な作業を可能にします。

このように、「ハイブリット化(Brep+Mesh)」は、大規模なCADデータの効率的な取り扱いだけでなく、設計の品質向上や設計変更への迅速な対応といった面でも非常に重要な役割を果たしています。設計作業の効率化に寄与し、製造業における製品開発のスピードアップと品質向上に大きく貢献しています。

2023年11月

◆ ハイブリット化(Brep+Mesh)の特徴

- ワンクリックでプリミティブ判定によりBrepとMeshに分割

- 重たい設計環境を軽量化による干渉チェック(Collision)・参照設計

- ハイブリット化(Brep+Mesh)の対象CAD環境は、CATIA V5の環境

2023年11月

◆ ハイブリット化(Brep+Mesh)の動画

「ハイブリット化(Brep+Mesh)」は、特に設計作業の後半段階で重要な役割を果たします。この段階では、CADデータの複雑化によりデータの重さが増し、作業効率が低下することが一般的です。この問題を解決するために、「ハイブリット化(Brep+Mesh)」が用いられることがあります。

例えば、動画ではCATIA V5のドアインナーパネルのデータを読み込み、「ハイブリット化(Brep+Mesh)」を実行しています。このプロセスでは、ドアインナーパネルの平面部分をBrepデータとして抽出し、残りの部分はCGRデータに変換します。このようにしてデータをハイブリッド化することで、全体のデータ量を大幅に軽量化し、効率的な設計作業を実現します。

Brepとして抽出される形状には、平面、円筒面、円環面などが含まれます。これらの形状は、特にハーネス設計のような後工程において重要です。ハーネス設計では、設計データが重くなりがちで、スムーズな作業が難しくなることがあります。しかし、「ハイブリット化(Brep+Mesh)」により、これらの平面部分を効率的に扱うことができるため、軽量化された設計環境を提供し、作業の効率化を実現します。

この技術は、特に大規模で複雑なCADデータを扱う際に非常に有効です。データを軽量化することにより、設計者はより迅速かつ効率的に作業を進めることができ、設計の品質向上にも寄与します。また、ハイブリット化されたデータは、後の工程でも扱いやすく、全体のプロジェクトの進行をスムーズにすることが期待されます。

総じて、「ハイブリット化(Brep+Mesh)」は設計作業の効率化だけでなく、プロジェクト全体の品質と進捗を改善するための重要な技術として位置付けられています。

2023年11月

ハイブリット化(Brep+Mesh)の入力について

31 Inputs CAD-Interface.
CADインターフェース 拡張子
CTデータ *.ct
*.cta
*.ctp
3DEXPERIENCEデータ *.3dxml
Acisデータ *.sat
*.sab
AP242XMLデータ *.stpx
*.stpxZ
AutoCADデータ *.dwg
CADDSデータ _pd
_ps
CATIA V4データ *.model
*.dlv
*.exp
*.session
CATIA V5データ *.CATProduct
*.CATPart
CATIA V6データ *.3dxml
Creoデータ *.asm
*.prt
*.xas
*.xpr
*.neu
Euklidデータ *.edx
FBXデータ *.fbx
iCADデータ *.x_t
*.x_b
I-Deasデータ *.arc
*.unv
*.asc
IFCデータ *.ifc
IGESデータ *.iges
*.igs
Inventorデータ *.iam
*.ipt
JTデータ *.jt
MicroStationデータ *.dgn
NXデータ *.prt
Optimizerデータ *.csb
PLMXMLデータ *.xml
Rhinocerosデータ *.3dm
RobCADデータ *.rf
Parasolidデータ *.x_t
*.x_b
*.xmt_txt
Solid Edgeデータ *.par
*.asm
*.psm
SolidWorksデータ *.sldasm
*.sldprt
*.asm
*.prt
STEPデータ *.step
*.stp
STEP AP242データ *.step
*.stp
*.stpZ
VDAデータ *.vda
VisiCADデータ *.wkf

2023年11月