3D図面の比較 自動車 vs. 航空機

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3D図面の比較 自動車 vs. 航空機

3D図面の比較 自動車 vs. 航空機

◆ 3D図面の比較 自動車 vs. 航空機について

ヨーロッパでは、航空機産業としてエアバス社と自動車産業としてドイツ自動車工業会(VDA)で粗同時に3D図面化が行われています。先ず最初にフォーマットの選択ですが、エアバス社は、国際標準化機構(ISO)が開発したSTEP AP242を採用、ドイツ自動車工業会は、シーメンス社のJTフォーマットを採用しました。このことにより3D図面の方向性が二分化され運用されています。STEP AP242は、変換時に元CADデータの情報とSTEPデータの情報が同一との証明を行うためマスプロパティ計算を合わせることをダッソーシステムズ社に要求し実現しています。従って同一性検証が行える3D図面運用は、CATIA V5データをSTEP AP242に変換した場合のみです。このことは、航空機事故の解析やシミュレーションを行う場合にCATIA V5のデータが存在せず、STEPデータが存在することを想定しています。日本国内の航空機産業で3D図面の主導権を発揮できるのは三菱航空機社のみで、一般的には、ボーイング社やエアバス社の指示で3D図面化を行います。


◆ 製造工程の違い

航空機産業と自動車産業では、大きく製造工程が違います。航空宇宙産業は、部品加工が中心で自動車産業は金型加工が中心です。従って航空宇宙産業は、設計データがダイレクトに加工され、自動車産業は設計データに生技要件を加えることになります。このことにより、航空宇宙産業は、同一性検証付きのATEP AP242で3D図面を出力し設計資産の55年保証を行っています。自動車産業じは、設計データをJTデータに出力し、その後にミッドレンジCADによるダイレクトモデリング等で生技要件を付加しています。


◆ PDQツールの活用

航空機産業と自動車産業では、3D図面に出力する場合にPDQツールを使用し3D図面品質の最適化を行っています。PDQチェックの項目は、隙間・微小要素・重複要素・捩じれ要素を検証し修正すれば3Dデータの変換で問題の発生リスクは減ります。このことは、3D図面が業務の都合により、変換を行う場合が発生した場合のトラブルを防止します。業務の都合とは、過去の3D図面をBOMとして使用する場合です。ヨーロッパでは、BOMも3Dデータ長期保存も同じことです。