3Dデータ正

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TEL.03-6853-6659

〒130-0013 東京都墨田区錦糸1-2-1

3Dデータ正

3Dデータ正について

3Dデータ正は、3D図面を正とします。3D図面を正とする場合は、物理的に存在するソリッド形状を作成してパーツ間の干渉を無しにします。この2つ課題、ソリッド形状作成と干渉無しは、すべての自動車メーカで設計の足かせになっています。ドイツ自動車工業会(VDA)では、自動車ボディ面の肉厚を作成する曲面オフセット(厚み付け)と干渉チェックはバッチ処理で行っています。干渉チェックは設計差分を考慮して自動干渉チェックを行うDMUインスペクターが開発されています。DMUインスペクターは、データベースを使用し自動車1台分の干渉チェックを8時間、2回目は数十分単位で干渉チェックを行うことが可能です。DMUインスペクターで接触部分の判別は、ソリッド形状をトレランス分内側にオフセットして干渉チェックを行います。そうすることで接触部分は計算から除外されます。またネジやボルトなど明らかに干渉要素として設計されているパーツはパーツ番号や形状の組み合わせを指定することで、次の演算から除外することが可能です。


3Dデータ正の条件

■ フルソリッド

自動車のボディ面のソリッド化は、自動車の重心や面の表裏を判断する上で大変重要な機能です。しかしながら3次元CADで複雑なオフセット計算は時間が掛かり、エラーが発生します。かつてダイムラー社が初めて小型車、Aクラスを開発してテストコースを走らせた時に横転する事故がありました。設計段階で自動車ボディのオフセット計算を行っていないため、重心計算のミスです。それからヨーロッパでは、高速な曲面オフセット(厚み付け)計算アルゴリズムを開発し運用しています。

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■ フル干渉チェック

3次元CADの干渉チェックは、部品点数が多くなると計算が困難となります。特に接触と干渉の区別が計算上難しいのが現状です。従って1万点を超える自動車部品の場合、フル干渉チェックは困難な演算です。ヨーロッパでは、設計差分による接触を除外したDMUインスペクターと呼ばれる干渉チェックを開発しました。干渉チェックは、ソリッドベースで行われ、フル干渉チェックが完了した段階で3D図面が正となります。当然ながら干渉チェックが完了していない3Dモデルを3D正とすることはできません。ここが現状の2D正との大きな差です。

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