3D図面のPDQ品質

3D図面のPDQ品質

TEL.03-6853-6659

〒130-0013 東京都墨田区錦糸1-2-1

3D図面のPDQ品質

3D図面のPDQ品質について

◆ 3D図面のPDQチェック

3D図面のPDQチェックは、国際標準化機構(ISO)など国際的に評価の高いバイナリー解析技術により正確且つ高速に3D図面を読込み、国際基準(ISO10303-59)による3D図面のPDQチェックを実行します。かつてPDQチェック・ツールが乱立し、アルゴリズムが違うため、PDQチェック・ツールが異なると3D図面のPDQ品質結果が違い、3D図面のPDQ品質に対する信頼性が揺らぎました。そこで国際標準化機構(ISO)がPDQチェックのアルゴリズムをドイツ自動車工業会(VDA)のPDQチェックを参考に機械語でPDQチェックを定義して評価基準を定めました。3D図面のPDQチェックは、ISOが定めたPDQチェックを採用し、ドイツ自動車工業会(VDA)や航空宇宙団体(LOTAR)の3D図面や長期保存で運用されています。3D図面を活用し2D図面から脱却し工数削減を行うには、設計データを3D図面に変換する必要があります。3D図面は、STEP AP242フォーマットやJTフォーマットで運用されています。STEP AP242は航空宇宙産業、JTは、ドイツ自動車産業で運用されています。STEP AP242に変換やJTに変換する場合でも必ずPDQチェックを行い問題がある場合はPDQ最適化で修正しています。日本のJAMAでもPDQチェック項目は定義されていますが、PDQで重要なことは変換時のトラブル解決を永続化することです。主なトラブルは、位相トレランスに関する問題で隙間や微小問題です。これらの問題は自動修正が可能で3D図面変換のトラブルを大幅に抑えることが可能です。隙間や微小の値は0.02mmで運用するのが一般的です。0.02mmは40年来ドイツで運用されているトレランスでNXの0.0254mmに合わせています。


◆ PDQチェックのイメージ

下図は、CATIA V5で作成されたサスペンションモデルに3D図面のPDQチェックを実行しています。実行結果は、3D PDFやHTMLに記録することができます。3D図面のPDQチェックは、CADデータをオリジナルCADと同様な表示をすることで正確な実行が可能です。また計算スピードも高速です。微小面はそのまま削除しますので隙間が発生しますが、通常のヒーリング機能で隙間を自動的に再トリム計算(Advanced Repair Technology)により埋め合わせすることが可能です。

3D図面のPDQ品質

Advanced Repair Technologyとは

各3Dデータの形状表現には特徴があります。例えばソリッドやサーフェイスを形成するための位相トレランスやアセンブル構成の深さに違いがあります。自動車産業で用いられているCATIA V5とNXの位相トレランスは、CATIA V5は0.1mm、NXは0.0254mmです。位相トレランスは、それ以上の誤差があるとソリッドやサーフェイスが形成できない誤差です。従ってCATIA V5で、そのままSTEPデータを出力してもNXでは受け取りにくいデータとなります。NXの位相トレランスは、0.0254mmなので受け取りにくい範囲は0.1mmから0.0254mmの範囲内の誤差です。ドイツ自動車工業会は、1980年代より、このことを考慮ししてCATIAの位相トレランスを0.02mmに設定して運用しています。所謂、Model Dimension 2000です。従いましてドイツ自動車工業会のPDQの隙間チェックの推奨値は0.02mmとなっています。非常に論理的な値を採用しています。3D Evolutionは、位相トレランスを指定された範囲内に収めるため、フェイスをヒーリングやステッチングで修正して指定されたインターフェイスに出力します。CADにてディスプレイに表示されている形状に位相トレランスを確認することは出来ません。何故ならばCADシステムを運用する上で認められた誤差として表示データにより、隙間なく表示されるからです。アセンブル構成も階層が深いアセンブルをフラット化、マルチボディをアセンブル化、アセンブルをマルチボディ化、同一形状をインスタンス化することで変換先システムにアセンブル構成を合わせることができます。この3Dデータ修正テクノロジーは、STL等のファセット変換に有効です。3Dプリンターのエラーが発生した場合に変換されたSTLデータを修正するより、元データの面構成をクリアにしてSTL変換を行う方が理に敵っています。Advanced Repair Technplogyは、3Dデータを修復する時に、サーフェイス属性の変更を行うことなく3Dデータを修復します。このことは、修復された3Dデータを使用する場合にアセンブル拘束や加工における様々な条件に対応することが可能です。

3Dデータ変換