3DAモデルのはじめかた

3DAモデルのはじめかた

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3DAモデルのはじめかた

3DAモデルのはじめかたについて

日本の製造業界は、3Dアノテーション(3DA)モデルの普及と活用において、欧米に比べて遅れをとっていると指摘されています。この遅れは、設計から生産、検査に至る一連のプロセスの効率化に悪影響を及ぼし、高度な技術や精密部品を扱う業界においては、設計変更の迅速化、精度向上、コスト削減などの面でのメリットを享受するのを妨げています。

欧米では、航空宇宙や自動車産業が3DAモデルを積極的に活用しており、製品開発の効率化や柔軟性向上に大きく貢献しています。3DAモデルは、製品の設計情報を視覚的に明確にし、エンジニアや製造担当者が共通の理解を持ちやすくするため、設計ミスの減少や製造工程のスムーズな進行に寄与します。さらに、製品リリース後のアフターフォローや安全性の確保、設計修正情報の長期保存においても、3DAモデルは重要な役割を果たしています。

国際的には、JTフォーマットやSTEP AP242などの標準フォーマットの採用が進んでおり、これが3DAモデルの品質確保や長期保存、再利用に貢献していることが注目されています。これらのフォーマットは、異なるCADシステム間でのデータ互換性を確保し、長期間にわたるデータの整合性を保証します。例えば、航空宇宙産業では、製品の寿命が数十年に及ぶため、長期にわたる設計データの保存と再利用が不可欠です。このため、標準フォーマットの採用は、製品ライフサイクル全体での効率的なデータ管理を可能にし、コスト削減や品質向上を実現します。

日本における3DAモデルの活用遅れの背景には、既存の設計・製造プロセスの見直しや、標準フォーマットへの移行に対する抵抗感、技術的な習熟の遅れなどが挙げられます。これらの課題を克服するためには、企業全体での意識改革と、3DAモデルの導入を支える技術教育の充実が必要です。また、国際標準に準拠したデータ管理の枠組みを整備し、3DAモデルの長期保存や再利用を促進するためのインフラ整備も重要です。

日本の製造業界が3DAモデルの普及と効果的な活用を推進することは、設計から製造、検査に至る一連のプロセスの効率化と品質向上に不可欠です。国際標準フォーマットの採用と3DAモデルの活用を通じて、企業は設計変更の迅速化、精度向上、コスト削減といったメリットを享受し、国際競争力を高めることが可能となります。

2024年03月

◆ 3DAモデルに必要なツール

- 3D Evolution:CAD to 3DAモデル変換エンジン(LOTAR、VDAが使用)

- 3D Analyzer:CADデータ、3DAモデルの検証ビューワ(LOTAR、VDAが使用)

- 4D Additive:3Dプリンター用変換エンジン

2023年12月